1/11 下げすぎな株

<2471> エスプール         638    -39 ( -5.8%) 

エスプールがS安、障害者雇用代行を巡る報道が重荷

 エスプール<2471>がストップ安の水準となる前週末比150円安の677円に売られた。共同通信が9日、「法律で義務付けられた障害者雇用を巡り、企業に貸農園などの働く場を提供し、就労を希望する障害者も紹介して雇用を事実上代行するビジネスが急増していることが9日、厚生労働省の調査や共同通信の取材で分かった」と報じた。厚生労働省は対策を打ち出す方針だとしている。農業を活用した障害者雇用コンサルティング事業や、企業向けの貸し農園の運営・開発・管理を手掛けるエスプールに対しては、報道をネガティブ視した売りが膨らんだようだ。

 報道では、十数の事業者が計85カ所で事業を展開しており、利用企業は全国で約800社に上るという。違法ではないものの、障害者の法定雇用率を形式上満たすためで、雇用や労働とは言えないとの指摘が相次いでおり、国会も問題視しているとしている。


<2809> キユーピー        2163   -171 ( -7.3%) 

キユーピー---大幅続落、今期の2ケタ減益見通しがネガティブインパクトに


キユーピー<2809>は大幅続落。前日に22年11月期の決算を発表している。営業利益は254億円で前期比9.1%減益、コンセンサスを10億円程度下回る着地に。9-11月期は40億円で前年同期比33.5%減と減益幅が拡大した。また、23年11月期は210億円で前期比17.4%減益の見通しとしている。原材料やエネネルギー価格の上昇が背景。コスト上昇圧力の低下によって2ケタ増益への転換も想定されていただけに、ネガティブなインパクトにつながる。


<3863> 日本製紙          927    -25 ( -2.6%) 


<4668> 明光ネット         605    -10 ( -1.6%) 

明光ネット、9-11月期(1Q)経常は53%減益で着地

 明光ネットワークジャパン <4668> [東証P] が1月11日大引け後(16:00)に決算を発表。23年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比53.3%減の1.7億円に大きく落ち込み、9-2月期(上期)計画の9億円に対する進捗率は19.8%にとどまり、5年平均の32.8%も下回った。

 直近3ヵ月の実績である9-11月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の7.8%→3.2%に大幅悪化した。


<4119> 日本ピグメント      2031    -37 ( -1.8%) 

ピグメント、今期経常を50%下方修正

 日本ピグメント <4119> [東証S] が11月10日後場(13:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比91.6%減の0.7億円に大きく落ち込み、従来予想の3億円を下回って着地。
 併せて、通期の同利益を従来予想の10億円→5億円(前期は14.6億円)に50.0%下方修正し、減益率が31.6%減→65.8%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比23.9%減の4.2億円に減る計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は0.2億円の赤字(前年同期は3.8億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の5.5%→-0.7%に急悪化した。


<5962> 浅香工業         1502    -54 ( -3.5%)